【日本代表】ハリル失敗の要因は“オシムとの違い” 拘りすぎた欧州化「日本人」を理解せず

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1: 2018/04/12(木) 12:29:23.83 ID:CAP_USER9
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日本代表選出経験も持つ元Jリーガーで、現役引退後は解説者として活躍中の宮澤ミシェル氏が、フットボールチャンネルで新連載をスタートさせる。第1回は、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督解任について語る。(語り手:宮澤ミシェル)

●就任当初はハリルの色が出ていたが・・・

(ヴァイッド・)ハリルホジッチさんが日本代表監督を解任された。最初の報道が出た時は「嘘だろう、この時期はないでしょう」と思っていた。でも同時に「あり得るな」とも。不協和音が聞こえてはいたから。

 例えば『海外から帰って来て時差ボケがあるのに、なんでいきなりフィジカルの練習から始まるんだ。しかもボールも使わないフィジカルから始まるんだ』というような。トレーニングに対する疑問もあったみたいだからね。色々なことが僕の耳にも入ってきていたけど、それはどこのチームでもあると思う。ところが3月のマリ戦、ウクライナ戦でああいう試合しかできなくて。「どうするんだ」、「修正が効かないな」ということで、日本サッカー協会は解任に踏み切ったんだろうね。

 マリ戦の出だしは良かったんだよ。ワールドカップで対戦するセネガルを想定していた中で、いい勉強にはなるなと僕は見ていた。ただ、途中から何もなくなっちゃった。なんで得点が取れないんだとなった時に、コンビネーションが全くない。何も出てこない。どういう風にして日本がやるんだという戦術や戦略が出てこない。それが問題なんだ。

 ウクライナ戦では、なんで中盤にあれだけスペースが空いちゃうんだろうと。相手が攻めてきていて、ボランチの長谷部(誠)と山口(蛍)の間が開いていたら普通はスライドして距離を縮める。もしくは、トップ下の柴崎(岳)が落ちてくる。でも、そういう動きが何もなかった。試合中に修正できないんだよね。

 ハリルホジッチさんはポゼッションじゃダメだ、もっと縦に速くと言ってきた。それで最初の頃は彼の色が出たんだけど、次第になくなってきちゃった。

 一番苦しんだのが選手たち。頑張ってきたけど、『これで大丈夫か』と言い始めちゃった。これは2010年南アフリカワールドカップ直前の時とよく似ている。みんな調子が悪すぎてこのままじゃ勝てないぞ、と。

●オシムとの決定的な違い

 ハリルホジッチさんが日本を勝たせたいと思っていたのは間違いない。でも、選手にプレッシャーをかけすぎたなとも感じる。何というか、まだ有名になりたい欲があるから、監督だけが突っ走っちゃうような。『こんな試合しかできなくて、俺はもうヨーロッパで指導できないな』とか。そういうことを考えちゃうのかなと。

 彼は、日本代表でヨーロッパのサッカーを作ろうとしていたんだと思う。(イビツァ・)オシムさんと決定的に違うのはそこで、オシムさんは「日本人じゃなきゃダメだ」とずっと言ってきたんだ。ハートの部分まで、ということ。「ジェフの選手には、走って走って走りまくって、それでもついてこられる。そのメンタリティが日本人にはあるはずだ」と言うんだよね。そういうサッカーを作ろうとしていた。他の国のコピーじゃなくてね。一方でハリルホジッチさんは、日本人の気質とか、深い部分までは理解しきれなかったんだじゃないかな。

 ハリルホジッチさんがやってきたことが悪いわけじゃない。でも、コピーではダメだと僕は思うんだ。コピーからはアイディアや自主性っていうのはあまり出てこない。やっぱりオシムさんが打ち立てたサッカー。あれが我々日本人に合っているんだということを、意識の中に叩き込んでくれた。オシムさんに関しては気持ちいいんだよね。あのサッカーは気持ちいいよ。あれでできるんだったらやりたい、と思わせるサッカーだったから。

 やっぱり日本って、細かいことが欲しいんだよ。プルアウェイ、チャレンジ&カバー、フラット3、デュエル・・・色々と流行ったけど、キーワードが欲しいんだよね。

 僕の友人がスペインから帰ってきて、日本の指導者研修をS級ライセンスまで受けたことがあった。向こうのライセンスも持っているんだけど、こっちでも受講したんだ。すると彼は『細かいな、この国』って言ったんだ。だけど、『そのかわり戦術のことが少ないな』って。

つづく

4/12(木) 10:30配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180412-00010000-footballc-socc


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